財政の建て直し financial reconstruction 2003 11 10

日本の危機は、北朝鮮でも、経済問題でもない。
日本の危機は、深刻な財政危機である。
日本政府は、借金が多すぎて、破産状態に近い。
いや、日本政府を民間企業に、たとえれば、すで倒産している。
借金というと、国債を連想するが、
借金に近いような「隠れ借金」もある。

 2003年度末には、国の国債発行残高が、約450兆円になる見込みである。
これは、国民一人あたり、約353万円の借金を抱えていることになる。
 おそらく、今後は、借金が税収を超える可能性がある。
来年には、税収が約41兆円で、国債の新規発行額が約42兆円となる可能性がある。
このまま行けば、将来に渡って、税収が国債の新規発行額を上回る可能性は少ない。
「毎年、借金が税収を超える」という状態となる。
 これでは、公共事業の削減や、社会保障の見直し、そして増税は避けられない。
「財政の建て直し」は、緊急の課題であり、
この問題は、「先送り」できない状態に追い込まれている。
しかし、この危機が理解できなく、相変わらず、のんきなことを言っている政治家がいる。
















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